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2018年6月12日火曜日

岩槻城址公園に鎮座する東武特急1720系「きぬ」号

2018年6月9日の投稿の続きです。岩槻城址公園に鎮座する東武のデラックスロマンスカー(Deluxe Romance Car; DRC)1720系「きぬ」号についてです。

車内の公開は、土・日・祝日の10時~15時(12時~13時を除く)です。8月は毎日公開しているそうです。

屋外に展示されているため、外観であればいつでも見られます。床下には最近の車両では見られなくなった抵抗器がずらりと並んでいました。


後部にある銘板には「モハ1726 自重36.2t 定員52名 日本電装」とありました。「『日本電装(現:デンソー)』って鉄道車両は手掛けていなかったよなぁ」と不思議に思って調べて見ましたら、川口市に鉄道車両の整備・改造などを行う別会社(日本電装株式会社)があるとのこと。両企業は、まったく関係のない会社とのことでした。鉄道トリビアに使えそうなネタですね。

車内はとても綺麗で、かつ、冷房も効いていてとても快適でした。座席背面のゴム網は伸びきったものがほとんどでしたが、座席はまだまだ使えます。



着席して足掛けも試してみました。ちゃんと使用できる状態で保存されているんですね。


窓下に取り付けられたテーブルも試してみました。こちらもちゃんと折り畳みや取り出しができて使用できます!
現在の鉄道車両では、飛行機同様、座席背面にテーブルが付いたものが多いですが、かつてはこんな感じでしたよね。

運転席にも入ることができます。客室の快適な空間に比べて、天井は非常に低く、前後幅も狭いので驚きました。


運転席からの前方視界も良くありません。ボンネットによって下方視界が妨げられていて、ホームにある停止線や線路脇の標識など、確認することは絶望的です。かつての運転手さんには、相当な腕が求められていたのでしょうね。

古利根川鉄橋や鉄道博物館の訪問といい、最近、鉄道ネタが多いような…。

なお、見学の様子についてはリアルタイムでツイートもしました。


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