埼玉県立大学の西側に広がる田んぼでは、大部分の田んぼで田植えが終わっており、最後の1枚の田んぼで田植えが行われていました。埼玉県立大学の近代的な建物と、麦わら帽子を被った農夫による田植えとのコントラストがいいですよね。せんげん台は、まさに「田園都市」といったところでしょうか。
田んぼには、小さなオタマジャクシがたくさんいました。写真に写っている姿が分かりますでしょうか?田んぼに近寄る人の影に怯えて退散する姿が可愛らしかったです。2年前のこの時期はアオガエルが見られましたので、今年はカエルの生育が遅いのでしょうか?
畦道にはハルジオン(俗称「貧乏草」)が咲き、モンシロチョウが停まっていました。何とものどかな光景ですね。
農道脇の須加用水には田んぼに水を供給するために、溢れんばかりの水が流れていました。このブログで紹介した冬の用水路と比べてみてください。
灌漑期に須賀用水に水を供給するために元荒川に設けられた堰が末田須賀堰(永代橋)です。元荒川の豊富な水がこの堰で堰き止められ、水位が上昇することにより周囲の田畑に水を供給できるようにされています。
武蔵第六天神社は、末田須賀堰のすぐ上流にあります。元荒川沿いの自転車・歩行者専用道を進むと、神社の裏手に行くことができます。その神社本殿の脇ではアジサイが咲き始めていました。
神社の裏側から表側に出ようとしたら、なんと拝殿が無くなっているではありませんか!拝殿の前扉の部分だけが残され、本殿との間が何もないのです。
神社の方にお聞きしたら、拝殿は江戸時代のもので、拝殿の前扉側に傾いていて建て替えを以前から考えていたとのことでした。そこまで古いとは思っていなかったので驚きました。そして、「神様はどこに移られているの?」とお聞きしたら、「仮殿のほうですよ。」と奥の方を指されました。
神社を後にして参道に沿って進み、「天狗羊羹」が名物の岩戸屋さんを通り越し、県道325号線に出ました。いつもは、この県道を単に横切るだけなのですが、今日は県道沿いに進んでみることにしました。すると、今日の記事の冒頭に掲載した写真にも写っている「木の博物館」との幟が見えてきました。車や自転車が何台も駐車・駐輪されていたので、中に入ってみることにしました。
博物館「木力館」の入口に立っていた関係者と思しき人に、「今日は見学できるのですか?」と声をかけましたら、「もう少しで終わってしまいますが、演奏会を行っているので是非見ていってください」とのこと。そして、建物に入ると、観客に囲まれて、「木の家アンサンブル」の皆さんによる演奏中でした。
演奏会が終わると、館長さんによる漫談のように楽しい木についてのお話がされました。館長さんの木に対する熱い思いを感じました。文字にすると楽しさが消えてしまうのが難点ですが、「住むなら木の家。湿度の調整もしてくれます。でも、ウレタン塗装の材木は息のできない木ですよ!」、「住宅内の空気を強制換気する設備の設置が義務化されましたが、これは家の中の空気が化学物質だらけで汚いということ。」、「森林には水を保持する力があります。水をきれいに豊かにするために、国産の材木、埼玉の材木を使いましょう。」といった具合です。
次の予定の時刻が迫っていたため急ぎ帰宅することに。建物の前で、先ほどの関係者と思しき人に、「この博物館はいつも開いているのですか。」と聞きましたら、「演奏会は今日が特別ですが、普段も開いていますよ。」とのこと。そして、「材木屋が趣味でやっている博物館です。」とも付け加えられました。この方は、その材木屋の従業員のようです。
今日は寄り道ばかりで、自転車での走行距離はわずか8kmほどでした。でも、自然と音楽を感じることが出来ました。家に戻ってからネットで調べましたら、今日の演奏会を聞くには、本来は事前登録が必要だったようです。飛び入りを認めて頂き感謝です!
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